開業したい
医院開業 成功事例 かく脳神経外科クリニック(山口県)
開業 地域と密着した専門医療の実現

「脳に関してのプライマリケア」。それを実現する為に開業を決意。脳神経外科専門の診療所が数少ない山口市で“もっと身近に専門医療を”というコンセプトを掲げ、地域医療に貢献するため意欲的に取り組んでいる。
かく脳神経外科クリニック 院長 郭泰植 氏


−−: 当時の状況・開業を決意した理由を教えてください。
郭: 私はそれまで総合病院に勤務していたのですが、日々の診療の中で、脳疾患においての早期診断、あるいは予防的治療の重要性を常々痛感しておりました。
われわれ脳神経外科医は、これからは“一般的な脳神経外科医”ということでは駄目で、より「サブスペシャリティ」ということが重要になってきて、その中で脳外科手術のスペシャリストになるか、あるいは神経放射線医、脳卒中の専門医、リハビリテーションの専門医など、いくつかの選択肢があるわけです。その中で私が目指したのが、脳に関してのプライマリケアでした。それを実現するために、開業という手段を選択することにしました。
山口市は以前私が勤務していた土地でもあり、また脳神経外科専門の診療所が数少なく、病院しかないという土地柄でもありました。そこで“もっと身近に専門医療を”というコンセプトを掲げて、総合病院に負けないような外来診療を提供する設備を目指すことにしました。


−−: どんな点でご苦労がありましたか?
郭: 実際計画を進めるにあたって、必要資金の調達にはかなり苦労しました。必要資金の割に、自己資金、担保というものが極端に少なかったので、銀行からの融資を得る際にも時間がかかってしまいました。
特に建築費も、当初予定していた金額より多くかかってしまった点も大きかったと思います。
また、土地を交渉する際にも、総合メディカルの菅野さんが間に入っていただいたおかげで、安心して進めることができました。当初、資金繰りに関しても非常にギリギリだったわけですが、事業資金と生活資金を明確に分離して管理することによって、危なげなくスタートすることができました。


−−: 当社の対応はいかがでしたか?
郭: 開業に際して、非常にやることが多かったわけですが、菅野さんのアドバイスで、一つ一つ適切に解決することができました。特に院内の内装や、ロゴ、広告物、あとはカルテや看板の一つ一つについても皆で意見を出し合って、非常に密度の濃いものを完成させることができました。そのほかスタッフの採用や人事の管理についてもいろいろなアドバイスを受けたり、また税理士事務所の紹介や、必要書類の提出、あとは保険関係についても滞りなく進めることができました。いかに地域の皆さまに気軽にこのクリニックに来ていただけるような環境づくりをするか、ということについても、地域の情報誌などを積極的に活用することで、効果を上げることができたと思っています。


−−: 実際に開業して感じること、そして今後への期待などを教えてください。
郭: 開業して1年が経過しましたが、開業前にイメージしていた診療を、ほぼ想像どおりに実現できていると感じています。開業してよかった点は、自分の理念やスタイルをその場ですぐ実行に移すことができるという点だと思います。最近では遠方からわざわざクリニックの評判を聞いて患者さんがみえられることもあり、勤務医時代にはなかった充実感ややりがいというものを感じることも多々あります。今回総合メディカルの菅野さんに全面的に開業支援をしていただいたわけですが、一方的な押し付けではなく、あくまでもこちら側にイニシアチブを取らせて、その時その時において適切な提案をしていくというスタイルに、非常に好感を持つことができました。
私は当初より、“もっと身近に専門医療を”というコンセプトを掲げていたわけですが、これからもそのコンセプトと理念を踏まえながら、地域医療に貢献していきたい、と考えております。