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何が原因でそうなったのでしょうか? |
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| 富永: |
ひとつの技術で一生食べていける時代ではなくなったからだと思います。前述の先生方を例に挙げると、40歳代のうちにスキルアップの手を打っていれば、陽の当たる50歳代、60歳代を過ごせたのではと考えます。責任は病院とご本人の両方にあると思います。 |
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日々のスキルアップが重要ということですね。 |
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| 富永: |
現代社会研究所所長の古田隆彦先生によれば、現在65歳以上を高齢者と呼んでいるのは、1960年代に国連勧告を受けてのことです。当時の平均年齢は70歳、現在は80歳をはるかに超えていますので、75歳以上を高齢者と呼ぶべきであると提唱されています。
そうすると、現役として働く期間は50年にも及びます。その50年を乗り切るために複線型の教育、つまり一定期間新たなスキルを身につける能力貯蓄の機会が必要になるとのことです。医師も同様だと思います。私自身の経験からも、大学で10数年勉強して積み上げてきたスキルは、本当の意味では10数年しか役
に立ちません。 |
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ではどこでスキルを身につければよいのでしょうか? |
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| 富永: |
本来は出身医局が行なうべきと考えますが、制度化されない限り、急性期医療ではなかなか難しいと思います。勤務医は業務に忙殺されていますし、大学もそこまでの余力はないと思われます。生涯教育の自己学習では、なかなかついていけないのではないでしょうか。 |
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ついていけないと感じたら、思い切って転職という選択肢もあるということですか? |
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| 富永: |
私の場合、経営者に転職しましたが、長い人生を悔いなく生き抜くために、転職は決して恥ずかしいことではないと思います。ただ、その時期が問題です。大きく進路を変更するなら、40歳代までに決断すべきです。 |