経営者インタビュー 医療法人福西会 福西会病院(福岡県)
理想の地域医療創造を目指す福西会病院として再生
医療法人 福西会 福西会病院
2階待合室 ふれあい健康教室 栄養指導
2階待合室 ふれあい健康教室 栄養指導
医療法人福西会 福西会病院 理事長 有吉朝美 氏
理事長 有吉朝美 氏
【略歴】  
昭和34年 九州大学医学部・卒業
昭和35年 九州大学・泌尿器科に入局
昭和42年 国立小倉病院・泌尿器科医長
昭和47年 福岡大学助教授
昭和54年 米国UCLAに留学(1年間)
昭和62年 福岡大学教授
平成 9年 福岡大学病院長(4年間)
平成15年 福西会川浪病院・名誉院長
平成18年 医療法人福西会・理事長
  現在に至る
【所属学会】 日本泌尿器科学会
  アメリカ泌尿器科学会
  国際泌尿器科学会

もくじ
病院概要、経営理念、方針
募集科目と募集する経緯
病院全体の外来数、入院数、検査数、手術件数など
スタッフの体制と周辺医療機関との連携について
具体的な仕事内容
福西会病院で働くメリット
今後のビジョンとメッセージ
現在勤務中のドクターのコメント
エリア情報
当社担当者コメント

病院概要、経営理念、方針

──: まず最初に病院概要を教えてください。
 
有吉: 医療法人福西会は、昭和45年6月に前理事長の川浪文人先生が開設された「川浪病院」を基幹病院として昭和54年に設立されました。以来29年が経過した現在では、2病院、2老健施設のほか、訪問看護・デイサービス等の6事業所を擁する大きなグループに成長し、平成17年には北九州病院グループへ参画しました。
また、平成20年4月1日から名称を「川浪病院」から「福西会病院」に変更しました。福西会グループの基幹施設としての役割を担う当院では、救急告示病院として最新鋭の技術・機器を取り入れるとともに、腎センター(透析)、大腸肛門病センターやリハビリセンターを開設するなど専門性を追求する新たな試みを実践しています。「質の高い、安全、安心な医療を提供」するために、チーム医療の徹底、地域とのネットワークのますますの充実を図っていきます。
──: 経営理念、方針を教えてください。
 
有吉: 何よりも「地域に密着した病院」という理念で運営をしております。運営方針については病院名が変わっても診療内容はなんら変わりはありません。「より公共性の高い病院」ということを表示していきたいと考えています。
「急性期から老人福祉まで」という、定款に沿って、職員全員で病院を経営していく意識で臨んでいます。
患者さんを第一に考える地域医療を目指して職員一同、心を一つに取り組んでいます。
【医療理念】
質の高い、安全、安心な医療を提供します。
【基本方針】
  1. 患者さんの人権と尊厳、権利を尊重します。
  2. 救急医療の充実をはかり、救急病院としての責任を果たします。
  3. チーム医療を提供します。
  4. 地域とのネットワークを大切にします。
【看護理念】
和と輪をつなぎ、ぬくもりある看護を提供します。

【病床数】一般病床198床

【標榜科目】

内科、外科、神経内科、消化器内科、消化器外科、リウマチ科、呼吸器内科、呼吸器外科、大腸肛門科、リハビリテーション科、放射線科、整形外科、循環器内科、泌尿器科、麻酔科、腎臓内科(人工透析)
【病院沿革】
昭和45年6月 川浪病院開設(23床)
昭和55年8月 許可ベッド74床となる
昭和60年6月 許可ベッド137床となる
昭和62年2月 許可ベッド188床に増床
5月 救急告示病院認可
10月 基準看護1類認可
昭和63年3月 人工透析開始
5月 基準看護特1類認可
12月 更生医療機関指定
平成元年4月 在宅医療部発足
11月 基準看護特2類認可
平成3年11月 基準看護特3類認可(83床)
平成7年1月 特3類病棟133床・特2類病棟55床認可
平成9年6月 新看護体系2:1(A)加算認可
平成10年12月 大動脈バルーンパンピング(IABP法)施設基準・経皮的冠動脈血栓切除術施設基準
経皮的冠動脈ステント留置術施設基準認可
平成12年4月 北棟工事完了(1期工事)病棟・外来移転・10床増床し198床となる
9月 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術施設基準認可
10月 開放型病院共同指導料施設基準認可
平成13年7月 診療緑管理体制加算施設基準認可
10月 日本病院機能評価機構 一般病院種別A認定
平成14年4月 言語聴覚療法(U)施設基準認可
5月 総合リハビリテーション施設基準認可
平成16年4月 臨床研修病院の指定認可(協力型)
亜急性期入院医学管理料16床施設基準認可
平成17年8月 川浪リハビリテーション病院より8床移動(206床)
12月 北九州病院グループ傘下、第9番目の組織となる
平成18年6月 DPC準備病院として申請
8月 1.4対1(7対1)看護体制実施
10月 財団法人日本医療機能評価機構Ver.5.0による病院機能評価認定

募集科目と募集する経緯

──: 今回医師を募集する経緯を教えてください。
 
有吉: 当院は急性期から高齢期まで幅広い患者さんがいらっしゃいます。
その幅広い患者さんに丁寧に対応していくためには、循環器科・消化器科等をさらに強化することが重要と考え、募集するにいたりました。
 
──: なるほど。患者さんのニーズに応える為、ということですね。それでは、募集する科目を教えてください。
 
有吉: 今回は内科医と整形外科医を募集いたします。
一般内科、循環器科、消化器科、糖尿病科、放射線科、整形外科の先生ですね。心筋梗塞の積極的な治療ができる先生、内視鏡が上手な先生や糖尿病を扱っている先生に 来ていただけると嬉しいです。
また、常勤医で患者さんの主治医として責任を持って勤務していただける先生を必要としています。
もちろん女医さんも大歓迎です。院内託児所を年内に開設いたしますので、お子さんがいらっしゃる先生も安心して勤務いただけますよ。

病院全体の外来数、入院数、検査数、手術件数など

──: 病院全体の具体的な外来数、入院数、検査数を教えてください。
 
有吉: 外来患者数は平均すると一日あたり380名、入院患者数は180名です。
■外来患者数 ■入院患者数
診療科 患者数 月平均
外科、消化器科、大腸肛門科 11,782 982
整形外科 48,033 4,003
循環器科 11,506 959
内科 15,816 1,319
呼吸器科 456 38
神経内科 7,685 640
胃腸科 5 -
泌尿器科 8,474 706
脳外科 482 40
人工透析 18,686 1,557
合    計 122,925 10,244
診療科 患者数 月平均
外科、消化器科、大腸肛門科 13,440 1,120
整形外科 17,827 1,486
循環器科 3,220 268
内科 10,076 840
呼吸器科 274 23
神経内科 8,660 722
胃腸科 0 0
泌尿器科 2,386 199
脳外科 0 0
人工透析 5,126 427
合    計 61,009 5,084
──: 検査件数や手術件数を教えてください。
 
有吉: 検査・手術の概要は以下の通りです。
 
■検査件数(人間ドック、健康診断除く) ■手術件数
検査症例内容 月平均
胃ファイバー 1,084 90
大腸ファイバー 417 35
結腸ポリープ切除術 166 14
CT 5,919 493
MRI 2,745 229
腹部エコー(胸腹部) 3,494 291
腹部エコー(その他) 725 60
骨塩定量検査 151 13
心エコー 1,316 110
ホルダー心電図 174 15
脳波 83 7
筋電図 41 3
薬剤管理指導料 835 70
入院栄養食事指導 1,585 132
合    計 18,735 1,561
診療科 手術件数 月平均
外科 166 14
大腸肛門科 119 10
整形外科 649 54
循環器科(心カテ含む) 77 6
泌尿器科(ESWL含む) 100 8
人口透析(PTA含む) 125 10
合    計 1,236 103
救急処置室

スタッフの体制と周辺医療機関との連携について

──: 院内で一緒に働くスタッフの構成はどのようになっていますか。
 
有吉: 常勤医師は全部で20名です。スタッフは下記のとおりです。
■医師一覧(平成20年5月) ■職員数(平成20年5月)
診療科 人数(名)
外科 3
整形外科 4
呼吸器外科 1
内科 1
神経内科 1
循環器内科 1
消化器内科 2
腎臓内科 1
大腸肛門科 1
泌尿器科 3
麻酔科 2
合 計 20
職 種 人数(名)
医師 20
薬剤師(含む助手) 9
リハ技士(含む助手) 25
放射線技師(含む助手) 9
検査技師 11
臨床工学士 8
看護師 182
准看護師 19
ヘルパー 16
ケースワーカー 1
栄養士(含む調理) 19
事務職 28
合 計 347

服薬指導 放射線室 エコー室

──: さまざまな形で周囲の医療機関と関わっていると思いますが、具体的に後方支援病院の医療機関名とその医療機関の役割を教えてください。
 
有吉: 当院は福岡大学病院の近隣に位置しており、どの病院よりも強く連携をとっています。お互いに紹介し合う関係です。

具体的な仕事内容

内科
 
──: 内科の現状を教えてください。
 
有吉: 当院の医師の充足は今日まで大学からの派遣に依存してきました。
大学病院の研修医制度の影響で、大学病院からの派遣が年々減少し、現在は、最悪の状態となっています。特に内科関係が悪く、昨年までは11名の内科医師が6名になっており、患者への充分な対応が行き届かない状況となってきました。
今後については、就職医師の採用に力を要れ、研修医が当院で研修を受けたいと思うような優秀な医師を採用していく方針であります。
幸い、各方面からの協力により、6月・大腸肛門科1名、8月・呼吸器内科1名、10月・神経内科1名(大学から)の採用が内定しており、明るい兆しは見えてきています。
更に、消化器内科2名、循環器内科1名と交渉中であります。

外来(月間のべ数) 5,139名/月(内科全般)
入院(月間のべ数) 2,466名/月(内科全般)
 
■症例数
コード   国際疾病大分類 総数 循環 内科 呼吸 神経内 透析 消化
  総数       計 1,382 202 627 42 410 84 17
1.感染症及び寄生虫症(A00-B99)  計 68 1 49 0 10 5 3
2.新生物(C00-D48)  計 120 4 102 2 3 3 6
3.血液及び造血器の疾患ならびに免疫機構の障害
  (D50-D89)  計
4 0 3 0 0 1 0
4.内分泌、栄養および代謝疾患(E00-E90)  計 46 4 33 0 8 1 0
5.精神および行動の障害(F00-F99)     計 20 0 15 0 5 0 0
6.神経系の疾患(G00-G99)         計 91 3 14 0 73 1 0
7.眼および付属器の疾患(H00-H59)     計 3 0 0 0 3 0 0
8.耳および乳様突起の疾患(H60-H95)    計 49 3 14 0 30 2 0
9.循環器系の疾患(I00-I99)  計 337 134 49 1 139 14 0
10.呼吸器系の疾患(J00-J99)  計 252 23 120 38 60 10 1
11.消化器系の疾患(K00-K93)  計 167 10 138 0 9 4 6
12.皮膚および皮下組織の疾患(L00-L99)   計 4 1 1 0 2 0 0
13.筋骨格系および結合組織の疾患(M00-M99) 計 29 3 11 0 10 5 0
14.尿路性器系の疾患(NOO-N99)  計 64 7 28 1 5 23 0
15.症状、微候および異常臨床所見・異常検査所見で
  他に分類されないもの(R00-R99)  計
66 7 25 0 28 6 0
16.損傷、中毒およびその他の外因の影響
  (S00-T98)  計
62 2 25 0 25 9 1
17.健康状態に影響をおよぼす要因および保険
  サービスの利用(Z00-Z99)  計
0 0 0 0 0 0 0
 

──: 内科の先生1人当たりの1日の業務量を教えてください。